損害保険の仕事

入口(保険の引き受け)から、出口(保険金の支払い)まで
お客さまをリスクから守る

損害保険会社の役割をひとことで言えば、「入口(保険の引き受け)から出口(保険金の支払い)までお客さまをリスクから守る」こと。それを成し遂げるためにはさまざまな力が必要です。だから損害保険会社の仕事も多種多様。「入口」を担う営業部門、「出口」を担う損害サービス部門、また営業と損害サービスの仕事をバックアップする本社管理部門など、多くのスペシャリストが活躍。損害保険会社は、いろんな個性、いろんな才能が活かせる場なのです。

営業部門

世の中に広く商品を届ける流れをつくる、
代理店のビジネスパートナー

損害保険会社は、原則として「代理店」を介してお客さまへ商品をご提供します。分かりやすくいうと、直接お客さまへ商品をご提案・販売する代理店が「販売店」の機能を果たし、一方、代理店に商品を提供する保険会社は「メーカー」の役割を果たしているといえます。担当する代理店によって、以下の三つの部門に分かれています。

リテール 特定エリアの企業や個人のお客さまに対して、代理店を通じて最適なリスクコンサルティングを行います。当社が大事にする「地域密着」の精神で、地域全体を守り・発展させるべく、代理店の経営指導や新たな代理店開拓(販売網の拡大)を行います。担当代理店は、プロ、モーター、不動産、地域金融機関などです。
ホール 通信、商社、建設、製薬、マスコミ、メーカーなど、各業界の大企業を担当します。大企業がグローバルに展開するビッグビジネスを支えるべく、オーダーメイド型商品のご提案や、防災・減災に向けた各種リスクコンサルティングを行います。担当代理店は、大企業の保険部門や関連会社などです。
ディーラー 安心・安全なクルマ社会の実現に向けて、代理店とともにお客さまへ最適なリスクコンサルティングを行う自動車保険のスペシャリストです。担当代理店は、自動車ディーラーです。各店舗に対する保険販売指導だけでなく、販売店本部の担当として、各店舗に対する全体戦略の企画・立案にも携わります。

損害サービス部門

損害サービス部門は、損害保険の
「商品価値」そのもの

損害サービス部門は、事故や災害の解決を図り、最終的に保険金をお支払いすることで、お客さまに安心をご提供する役割を担っています。お客さまが保険商品の価値をもっとも感じられるのは「事故が発生したとき」であり、責任は大きいですが、保険の意義を実感できる仕事です。扱う種目によって、以下の三つの部門に分かれています。

自動車損害サービス 自動車事故に遭われたお客さまに対して、事故解決に向けたサポートを担います。自動車事故対応のスペシャリストとして、事故状況の詳細分析や事故の相手方との交渉など、迅速かつ正確に行います。また、保険金をお支払いするだけでなく、お客さまの精神的な支えとなるべく親切・丁寧な対応が求められます。
火災新種損害サービス 自動車事故以外の事故全般の対応を担います。火災、地震、ケガだけでなく、賠償責任やサイバー攻撃に代表されるようなニューリスクに対応するなど、幅広い商品知識が求められます。また、近年多発する大規模災害の際には、被災地の一刻も早い復旧・復興に貢献するべく、最前線で事故対応を行います。
自火融合サービス 従来の自動車・火新という区分にとらわれない損害サービス活動・人財育成(自動車・火新の融合)を深化させることで、自然災害の常態化、自動車事故件数の減少、ニューリスクの発生等、環境変化に対応したお客さま目線で最適な損害サービス体制を全社一丸となって構築していく取り組みを開始しています。
あんしん24損害サービス部 当社独自の「24時間365日」の事故対応を担います。事故の受付だけでなく、保険金の支払いの可否判断や、事故の相手方との示談交渉など夜間・休日においても平日と同水準の対応を行います。事故におけるお客さまの最初の窓口になるため、お客さまに安心と満足を提供します。
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本社部門

各部門のスペシャリストとして、
新たな価値を創出

損保ビジネスの最前線に立つ営業部門、損害サービス部門をサポートするのが本社部門です。代表的な部門をいくつかご紹介します。

アクチュアリー 数理業務のプロフェッショナルとして、保険会社が抱える保険リスク・資産運用リスクといった様々なリスクを、確率論や統計学などの数学を用いて計量化していきます。資産運用、商品開発、経理など、様々な部門と密接に関わっています。
データサイエンス データサイエンスとは、統計分析や人工知能を活用し、データから価値を創出することで、社会やビジネスに貢献する新たなアプローチです。社内の様々な部門と協業し、保険サービスの高度化や業務の効率化のために、データ分析業務やデータ活用推進を行っています。
IT・システム 先端技術の活用により、社内業務の効率化やリスク管理、システム開発によるお客さま満足度の向上を図ります。また、当社のデジタライゼーションの推進役として、デジタル基盤の構築やビジネス全体の変革に向けた取り組みを行っています。
資産運用 お客さまからお預かりした保険料を安定的に運用することで、低価格な商品を低リスクで提供し、また、万一の際に確実に保険金をお支払いできる体制を構築します。経済や市場の動きを先読みし、慎重かつ大胆な判断を下します。
商品 技術革新や社会変化に伴って生まれるリスクを分析し、対応する新たな商品を開発します。当社では「ニューリスクプロジェクト」を立ち上げ、多様化するお客さまのニーズを的確に把握し、社会の発展を支えるべく積極的な商品開発を進めています。
国際 海外事業全般の推進、リスク管理などを行います。トヨタグループとの協業によるトヨタリテールビジネスを中心に、海外リテールマーケットの開拓や日系企業のサポートを行うことで、世界での当社のプレゼンスを高めていきます。
その他コーポレート 経営企画、営業推進、業務品質向上、人事、総務、法務、経理など、会社の根幹を担う様々な部門があります。世界トップ水準の保険・金融グループを創造するための各種企画・立案・推進を行い、営業部門・損害サービス部門を全力でサポートします。
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