育児と仕事の両立
Working Mother
それぞれの家庭の
幸せのカタチがある。
私は働くママとして、
家庭と仕事を両立するロールモデルになり、後輩を励ましていきたい。
木村ちひろ
東京企業損害サービス部 東京企業火災新種第二サービスセンター 2008年入社
入社以来、火災新種損害サービス部門に所属。名古屋でキャリアをスタートし、出産・育児休暇を経て、復職。その後、東京企業損害サービス部へ。現在は、企業代理店が取り扱っている火災・新種保険の事故案件の査定・支払い業務に携わる。主に、オイル業界のお客さまとブローカー(仲介人)扱いのお客さまをメインに担当。
働くママのロールモデルとなり、
後輩たちを励ます存在になりたい。
就職活動時は、働く女性のための制度を特別に意識していたわけではありません。ただ、出産・育児というライフイベントに直面して初めて、育児と仕事の状況に応じた働き方の選択肢があることはとても大切であると感じました。私は産休と育休合わせて、約1年半の休暇を取得。最大で2年間の休暇取得が可能ですが、期間はそれぞれが決められます。私の場合、希望する保育園に預けることができたタイミングで復職しました。
もちろん、育児と家事に専念するために退職するという選択肢もありましたが、「産休前に関わった方々ともう一度仕事がしたい!」という想いが強く、また、「新人時代に教育係をしてくださった先輩に少しでも近づきたい!」という目標があったので、「ここで長く働こう!」という決断に至りました。さらには、後輩たちが同じように母になって仕事を続けようか悩んだとき、「育児と仕事を両立して働き続けている人がいる」というロールモデルとなり、励ますことができる存在になりたいという想いもありました。
愛情を注ぎながら、その成長を見守る、
我が子との濃密な時間はかけがえのないもの。
休暇中は、「早く仕事に復帰しなければ…」という焦りもありましたが、一方で間近で子供と向き合い、愛情を注ぎながら、その成長を見守る、我が子との濃密な時間はかけがえのないものになりました。復職前には、育児と仕事を両立する先輩社員への相談やアドバイスが聞ける、人事部主催の「カンガルーミーティング」というイベントがあり、ここで大きな安心感を得ることができました。現在は、実家の両親や職場結婚をした主人の理解や協力もあって、時短勤務制度を使うことなく勤務しています。それでも、子供が急に体調を崩してしまうこともあり、お休みをしなければならないケースもありますが、それは有給休暇を活用して対応できています。急に休むことになった日には、同僚からのフォローに本当に助けられています。
入社前から、結婚・出産・育児のことまで考えすぎて、悩む必要はないと思います。今後も働く女性のための制度は充実していくと思いますし、私のような育児経験のある社員もますます増えていくに違いありません。
それぞれの家族が、それぞれの幸せのカタチを
見つければ、それでいい。
ときに寂しい思いをさせるかもしれませんが、私は子供と長時間一緒に過ごすことと子供への愛情が必ずしも比例する訳ではないと思いますし、家事分担など夫の協力があれば両立できるはずです。また、実家の両親を頼るという選択肢もありだと思います。要は、それぞれの家族が、それぞれの方法で、それぞれの幸せのカタチを見つけることができれば、それでいいのだと私は考えます。
名古屋勤務時代の保育園園長のアドバイスが、今の私の心の支えです。「子供は働く母の背中をしっかりと見ているから、頑張りなさい。あなたが一生懸命働く姿を見せることも立派な教育の一つ。私たちも全力で支えるから」と。これからも、この言葉を胸に、働く女性のロールモデルになれるよう、そして我が子に自分の生き方を誇れるよう、頑張っていきたいと思います。
※掲載されている内容は、取材当時のものです。