国際会計基準の導入に向け、
入念な準備を進めながら、
来るべき時に備える。
貝本 悠
経理部 主計第一グループ(※取材当時)
2016年入社
「私の未来」
常に正しい経営方針へと導く論理的アドバイスができる、そんな人財への成長を。
まだまだ社会人としての経験は浅いですが、将来は先輩方のような経理のプロフェッショナルになりたいです。そのために、まずは経験に裏づけられた真の会計知識を積み上げることが大切であると考えています。また、簿記の資格だけでなく、理系出身ということを生かしてアクチュアリーの資格にも挑戦するなど、専門資格を日々の業務に活かす努力も続けていこうと思っています。さらには当社の歩み、現在の経営状況、これからの経営ビジョンについても理解を深め、その上で経理の仕事と向き合っていくつもりです。今後、IFRS(国際会計基準)が導入されると、従来の会計基準の決算数値とは異なる姿になります。当然会社の利益の出方も変わってくるわけで、そうなると経営管理指標を大幅に変えたり、違った切り口で提言する必要が出てくる可能性もあります。そんな未来のために、今からしっかりとした知識を蓄え、経験を積み、いつか経理のプロフェッショナルの観点から、常に正しい経営方針へと導く論理的アドバイスができる、そんな人財へと成長していきたいです。
一つひとつの疑問の解消を、
確実に自らの知見や
ノウハウに。
現在の私の主担当業務は、IFRS(国際会計基準)導入のための検討と準備です。“ドメスティックな日本基準の会計”から“グローバルな国際基準の会計”への移行を想定し、準備プロジェクトをスタート。そこに私も参画しています。入社当初は会計の知識がありませんでしたが、そんな新入社員がIFRSプロジェクトに参加できるのは、おそらく当社だけだと思います。身に余る職務ではありますが、自分が成長できる絶好機と考え、前向きにトライしています。
具体的には、まず日本基準の損保会計の勉強から…ということで実際に決算業務に携わったり、また、IFRSを適用する際に新たに導入するシステムについての打ち合わせに参加したり、自分なりに参考文献などを紐解きながら取り組んでいます。とくに意識しているのは、わからないことに対して、ただ安易に先輩に相談するのではなく、事前に保険業法や会計基準を読み、あるいは過去の決算資料を参照することで、まず自分なりに答えを出してから質問すること。そうすることによって、一つひとつの疑問の解消から導かれるアウトプットが価値を持ち、それが確実に自らの知見やノウハウになっていくと私は考えています。
どんな任務でも
「そこには必ず学びがある!」と考え、
臨むことを心がけながら。
私の日々の心がけは、どんな任務でも「そこには必ず学びがある!」と考え、臨むこと。例えば「IFRSの会議に一人で参加するようになり、次の日に会議の内容を先輩に報告する場面」「決算で自分が担当した仕訳の内容を踏まえ、前年度と比較して何故そのような数字になったかの理由を説明する場面」「再保険会社のセミナーを受け、その研修内容を私が講師となり先輩や上司を対象に伝える場面」「新しい経理システムの使い方について、経理部のメンバーに研修を行う場面」「資産運用部門の仕事を1日体験で学び、その内容をチームで共有する場面」など、どんな場面も自分にとってのスキルアップのチャンスと考えれば、集中力も増し、そこで得られるものも、相手への伝わり方も違ってくるはずです。そして信頼関係を築き、それが次の大きな任務へとつながっていくと私は信じています。
どんな任務にも学びがある!というスタンスを持つようになってから、仕事がどんどん面白くなってきています。これからもこの姿勢を貫き、成長していけたら、と考えています。
単なる作業という意識ではなく、
論理を尽くし、心を尽くして
数値の分析を。
昨年度の決算数値と比較したときに、大幅な増減変化を見つけ、その理由を分析できたときは大きなやりがいを感じます。当社を取り巻く環境の変化や、当社の方針・制度変更は、決算数値に反映されます。例えば中間決算で、大規模災害の影響で昨年度とは異なる処理がありました。また、商品改定も収入保険料に大きな影響を与えていることも数値から読み取れます。そういった数字の分析の一つひとつが、今後の会社の経営方針策定のベースになると再認識する度に仕事への使命感を感じ、「単なる作業という意識ではなく、論理を尽くし、心を尽くして数値の分析をしなければ」と心に留めるようにしています。
私はもともと白黒はっきりつける性格ということもあり、正しい数字を追及していく経理部の業務は向いていると、日々実感しています。だからこそ当面は経理スキルをとことん磨いていきたい。そしてIFRSの本格導入をするときには誰もが認める経理のプロフェッショナルへ。それが私のキャリアビジョンです。
PROFILE
貝本 悠
2016年入社。大学時代は学園祭実行委員会で広報を担当。人を支えられる仕事をしたいという想いで損保業界を志望し、中でもあいおいニッセイ同和損保のいちばん温かくて元気な社風に惹かれ、入社を決めた。経理部に配属され、現在は主にIFRS(国際会計基準)導入のための検討と準備を担当
- 座右の銘
- 「明日やろうは、馬鹿野郎」。
あるドラマのセリフで、何でも後回しにする癖がある私に響いた言葉。
社会人になると、学生の時ほど時間が確保できなくなりますので、できることはすぐに終わらせるように肝に銘じています。 - 自分を一言で表すと
- 「歩くスピーカー」です。
自他共に認める「明るくて、大きな声」のトレードマークです。
経理の業務を通して、会社全体に発信していける「歩くスピーカー」になり、会社全体を明るく元気な会社にしていきたいです。